こんにちは、Chiposaです!
サンフランシスコから車で約2時間、サンノゼからは約1時間南下した位置にあるモントレー。
さらに車で15分ほど走ると芸術家の町カーメルにたどり着きます。
どちらものんびりとした雰囲気が漂うエリアで、都会の喧騒を忘れさせてくれます。
今回はベイエリア在住・元モントレー住みの筆者が、モントレーベイ水族館やカーメルビーチなどの人気観光スポットはもちろん、おすすめの絶景スポットを含めてご紹介します。
Monterey Bay Aquarium – モントレーベイ水族館
いまやモントレーの代名詞ともなる「モントレーベイ水族館」。
映画「ファインディング・ドリー」のモデルとなったことで、さらに世界的に注目を集めています。
モントレー湾に生息する生き物を中心に、550種類以上の動植物を展示しており、巨大な水槽を眺めているとまるで自分も海の中にいるような気持ちになります。
実はこの水族館、イワシの缶詰工場をリニューアルしており、コンクリートで出来た建物や、目の前のキャナリーロウの街並みからもそんな歴史を感じさせられます。
環境保護や海洋生物の研究に力を入れており、水族館の裏側ツアーや、エサやりショーなど、大人からこどもまで楽しく学べるプログラムが用意されています。
クラゲの水槽や高さ約8.5メートルある「Kelp Forest」の水槽が有名ですが、見逃せないのがとってもキュートなSea Otter(ラッコ)。Sea Otterはモントレーのシンボル的な存在で、モントレーにある大学(カリフォルニア州立大学モントレーベイ校)のマスコットキャラクターにもなっています。
Cannery Row – キャナリーロウ
ノーベル文学賞を受賞した作家ジョン・スタインベックの作品『キャナリー・ロウ』で世界的にも有名になったモントレーの観光地キャナリーロウ。
「缶詰横丁」と訳されるキャナリーロウは、かつてイワシの缶詰工場として栄えましたが、第二次世界大戦後に乱獲が原因で衰退。
その教訓が生かされ、現在では国立海洋保護区となり、キャナリーロウの入り口に立地するモントレーベイ水族館とともに、モントレーの人気観光スポットとして賑わっています。
約1キロある通りには、イワシの缶詰工場をリフォームして作られた、レストランやさまざまなショップが立ち並んでいます。
ちなみに、両側の建物同士をつなぐ通路も歩けます!上の写真も通路から撮ったもの。
キャナリーロウを上から見渡せるので、歩いているのとはまた違った景色が楽しめます。
また、アカデミー賞受賞映画『フォレスト・ガンプ』をテーマにしたレストラン、Bubba Gumpの1号店もここキャナリーロウにあります。
お店の前にあるベンチで、記念撮影もお忘れなく!
世界的なホテルチェーン、IHG ホテルズ&リゾーツの最高級ブランド「インターコンチネンタル」にて、優雅なひと時を過ごしてみてはいかがでしょうか。
オールドフィッシャーマンズワーフ
入口の浅瀬ではアザラシの大群がお出迎え。モントレーにあるオールドフィッシャーマンズワーフは、サンフランシスコのピア39より個人まりしており、ゆったりとした雰囲気が流れています。
シーフードレストランやアイスクリームショップ、お土産屋さんなどが立ち並んでいます。
オールドフィッシャーマンズワーフで外せないのが、クラムチャウダー。
各レストランがオリジナルレシピを持っているので、食べ比べをするのも楽しいです。
パンデミック前は各お店の前でクラムチャウダーの試食が出来たのですが、残念ながら現在は試食をやっているレストランはありませんでした・・・(2023年2月現在)
フィッシャーマンズワーフを突き当りまで進むと、ホエールウォッチングの観光船が並んでいます。
モントレー湾では年間通してクジラが見れるそうで、1年中行っているツアー会社が多いようです(クリスマス以外)。
Lover’s Point – ラバーズポイント/17マイルドライブ
少し遠回りになりますが、モントレーからカーメルに向かう際のおすすめルートが、Lover’s Point~Ocean View Blvd~Sunset Drive~17 Mile Driveのドライブコース。
Lover’s Pointは日本語にすると「恋人岬」ですが、カップルはもちろん家族連れや観光客にも人気のスポット。夕日の時間帯には特に人気で、駐車場は満車状態。
Lover’s Pointだけではなく、海岸線に沿って続いているOcean View Blvdには、いくつも車を停められるスポットがあるのでご心配なく。
海岸線は17 Mile Driveという、全長17マイル(約27キロ)ある有料道路(車1台あたり$11.25、自転車・徒歩無料)へと続いており、世界的に有名なゴルフコースであるぺブルビーチや、スパニッシュベイという綺麗なビーチを一望出来ます。
Carmel by the Sea – カーメル・バイ・ザ・シー
芸術家の町カーメル・バイ・ザ・シー。モントレーとは雰囲気ががらりと変わり、おとぎ話の国に入り込んだかのような、ヨーロピアン調の可愛らしい町です。
町には100か所以上のギャラリーや、お店、ブティック、レストランが立ち並んでいます。
以前来た時に、たまたま入った小さな通りがどこかの裏庭のような場所に通じており、ジブリの世界に迷い込んでしまったような不思議な気持ちになったことがあります。
再度行ってみたく、どこの通りだったのか、カーメルに行く度に探していますが見つからず・・・知ってる方がいらっしゃったら教えて下さい!
信号がないカーメルでは、せかせか運転する人も少なく、譲り合っている光景をよく見ます。
ドライバーは歩行者を見れば横断歩道以外でも必ず停止してくれる人がほとんどで、のんびりゆったりでおおらかな人を多く見かけます。
カーメルに限らず、モントレーエリアでは、サンフランシスコなどの都市部に比べて人と人との距離が近く感じることが多く、あたたかい気持ちになります。
Carmel Beach – カーメルビーチ
カーメルのメイン通りを下って行くと、白い砂浜が広がるカーメルビーチにたどり着きます。
カーメルは愛犬家も多い町として知られており、もちろんビーチもドッグフレンドリー。
ビーチを走り回るわんちゃんは、とても気持ち良さそうです。
カーメルビーチは夕日スポットとしても有名で、太平洋に沈む夕日、一面の白い砂浜と広大な空に広がる夕焼けは息を呑む美しさです。
夕日が沈んだ後には、自然と拍手が起きるほどの絶景。カーメルにお立ち寄りの際はぜひ夕日鑑賞もお楽しみください。
Point Lobos – ポイントロボス
カーメルからさらに5キロほど南下したところにあるのがポイントロボス。
海岸沿いの美しい自然保護区となっており、ハイキングやダイビングスポットとして人気です。
この付近には、カリフォルニアアシカの群れが生息していたり、運が良ければラッコや、沖の方でクジラの潮吹きも見れます。Monterey Pineと呼ばれる松の木もたくさんあり、少しだけ日本の風景にも似ているものを感じます。
駐車料金が$10ドルかかりますが、敷地内も広いため、観光の一環として訪れる場合は、車で行くのがおすすめ!
CSUMB – カリフォルニア州立大学モントレーベイ校
23キャンパスあるカリフォルニア州立大学の1つが、モントレーにあります。
現地ではCalifornia State University Monterey Bayの頭文字を取ってCSUMBとして親しまれています。
モントレーという立地から、海洋学やマリンスポーツが盛んで、大学のマスコットはラッコのオッター。
留学生も全学生の約5%と比較的多く、キャンパスにはさまざまな国の学生がいます。
日本語学科もあるので、日本語を学ぶ学生も!
筆者は2016年にCSUMBに交換留学生として1年間在籍しました!
図書館や学生センターなどは、一般の方も入れるので、アメリカの学生気分を味わいたい方は立ち寄ってみてください。
おまけ:途中に立ち寄りたいスポット
モントレーへはサンフランシスコから車で約2時間、サンノゼから約1時間かかりますが、
その間に寄り道出来るスポットもあります。
お時間に余裕がある方は、ドライブの気分転換にぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
サンタクルーズ
サーフィンの町として有名なサンタクルーズ。サーフボードを持って歩く人や、ビーチバレーを楽しむ人、ヤシの木が並んだビーチ前の通りなどザ・カリフォルニアな雰囲気を味わえます。
サンタクルーズの代名詞にもなっているのが、ビーチにある遊園地「サンタクルーズ・ビーチ・ボードウォーク」。木製のジェットコースターや、昔ながらのアーケード、サンタクルーズの町を一望出来るカラフルなリフトなど、大人からこどもまで楽しめる、どこか懐かしさを感じる遊園地です。入園料はかからないので、ビーチに沿って遊園地の中を歩くだけでも楽しめます。
また、スケートボードの町としても知られており、スケートボード用品の老舗「サンタクルーズスケートボード」は日本でも人気です。
ギルロイ
ショッピング好きは必見!ギルロイ・プレミアムアウトレットは145軒ものショップが立ち並ぶ屋外アウトレットモール。人気のCoachやKate Spade NewYorkなどアメリカンブランドや、NikeやAdidasなどのスポーツブランドも、もちろん入っています。
また、ギルロイはにんにくの産地として有名で、毎年夏にはガーリックフェスティバルが行われ、世界からの観光客で賑わいます。
まとめ
今回は、モントレー・カーメルの観光スポットと絶景スポットをご紹介しました。
サンフランシスコからの道中も、のどかな畑道や山道などがあり、ドライブしているだけで旅行気分になります。ちょっとしたリゾート気分も味わえるベイエリアの素敵な場所なので、ぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか。
質問やコメント、リクエスト等ございました、お問合せフォームもしくはコメント欄にお願いします! それでは、See you soon!
コメント