こんにちは、Chiposaです!
これからアメリカで免許を取る予定だけど不安・・・という方に朗報です!
運転経験ゼロの筆者が3ヶ月ほどで、カリフォルニア州の運転免許を取得出来ました!
この記事では、そんな筆者が免許を取得した方法についてご紹介します。
カリフォルニアの免許の取り方の流れなども解説していますので、日本での運転経験がある方もぜひ参考にしてみて下さい。
運転経験ゼロでも3ヶ月で免許取得は可能
取得までの流れ
- 筆記試験(準備期間2日程度)
- 仮免許証が発行される
- 運転の練習(未経験者の場合2〜3ヶ月)
- 実技試験
- 運転免許取得
アメリカには日本のような教習所はありません。筆記試験の勉強も、実技試験の練習も、全て自分でしなければなりません。筆記試験については、記事の後半にまとめていますので、ご参照下さい。
試験を受ける準備が出来たら、DMVのサイトで事前申請を行い、さっそくDMVへ。
申請に必要なもの
- パスポート
- ビザ関連書類
- I-94
- 住所確認書類
- 申請料39ドル(2022年12月現在)
I-94に関しては、携帯画面などでは受け付けてもらえないので、予めプリントアウトしたものを持参しましょう。
筆記試験当日の流れ
DMVの入口で、予約の確認をしてから、建物の中へ入ります。
当日は、筆記試験の受験の前に、窓口にて書類の確認、受験料の支払い、指紋採取、視力検査、写真撮影も行います。視力検査と言っても、窓口の後ろに貼ってある、アルファベットを片目を隠しながら読み上げるという簡単なものなので、ご心配なく。写真撮影は基本的には一発勝負。
筆者の記念すべき最初の免許証は、カメラ担当の方が撮影する瞬間に「あっ!」と右方向を指差したので、ついそちらを見てしまったら、見事に右斜め上に視線が行っている残念な写真になりました・・・
無事に試験を合格したら、窓口に行き、仮免許証を発行してもらいます。
仮免許証があれば、18歳以上のカリフォルニア運転免許証を持っている人が助手席に乗っていれば、公道を走れます。あとは、実技試験の準備が整うまで、練習期間になります。
運転未経験ならではのメリット
運転未経験でアメリカで免許を取るとなると、かなりハードルが高いように感じますが、未経験だからこそのメリットもあります。
交通ルールや車のハンドルの位置が日本と違う
まずは、ご存じの通り、アメリカは左ハンドルの右車線通行で、日本とは真逆になります。運転経験者からすると、この感覚に慣れることに一苦労するそうです。
筆者は日本では運転したことありませんでしたが、よく助手席に乗ってシミュレーションはしていました。その成果もあったのか、こちらに来てから1ヶ月程で左ハンドル右車線には慣れました。
また、アメリカでは、赤信号でも車が来ていなければ右折は可能というルールもあります。交通ルールが日本と異なる点があるので、運転免許を持っていない方は、無理して日本で取ってから渡米するよりも、アメリカに来てから運転練習を始める方が、混乱が少なくて済むかと思います。
そして運転し始めて気が付いたのですが、ドライバー通しのコミュニケーションの取り方も日本と違うように感じます。日本では、道を譲ってもらった時などに、クラクションを軽く鳴らしたり、ハザードランプを数回付けたりして、お礼の表現をしますが、アメリカではそのようなことは見かけません。クラクションを鳴らすと逆に威嚇しているように受け取られる可能性もありますので、ご注意下さい。日本と比べ、あまりドライバー同士でのコミュニケーションは取りませんが、正面同士で見える場合は、手を軽く挙げたり、たまにピースをしたりしてコミュニケーションを取っているのを見かけます。
車の部位や交通ルールの用語が違う
車や運転にまつわる用語も、カタカナ英語と英語では異なる点があるので、初めから英語で学んでいると、実技試験の際にもスムーズにインストラクターの指示を理解出来るように感じます。例えば、ウィンカーはBlinker(ブリンカー)だったり、アクセルペダルはGas Pedal(ガスペダル)と言います。
車の用語さえあやふやだった筆者は、まずはドライビングスクールに通い、そこで用語なども覚えたので、実技試験でも混乱することなく無事に終えることが出来ました!
以下に、特に表現が違う用語をリストアップしてみました。
- ウィンカー – Blinker
- アクセルペダル – Gas Pedal
- ワイパー – Windshield Wiper
- クラクション – Horn
- ハンドル – Wheel (ハンドルを回すことはSteerと言います)
知識や経験がないからこそ、すんなりと学べることもあるかと思いますので、未経験の方でも心配し過ぎずに挑戦してみて下さいね。
筆記試験の対策方法
筆記試験は4択の選択問題が46問出題され、そのうち38問以上正解で合格となります。3回までは受け直しが出来ますので、落ち着いて受験しましょう。試験はDMV内に設置されているパソコンで受験します。
どうやって勉強するの?
試験内容は、基本的な交通ルールについてがほとんどで、出題は全て「運転者用ハンドブック」からとなります。 ハンドブックはDMVで無料配布しているほか、DMVのホームページからもダウンロード出来ます。 ホームページからは、日本語版もダウンロード出来るので、英語が苦手な方でも安心です。たまに日本語の翻訳がいまいちわかりにくい箇所があるので、英語が得意な方は英語版の方が読みやすいかもしれません。
>>>カリフォルニア州運転車用ハンドブック
筆記試験は2日くらい勉強をすれば、合格出来る難易度です。なので、運転免許の取得を考えている方は、まずは筆記試験を受けて仮免許を取得することをおすすめします。
勉強方法ですが、ひたすらハンドブックを読み込むことが一番かと思います。インターネット上でも無料で受けれる模試を配布しているサイトがたまにありますので、そういったものも活用してみるといいかもしれません。
日本語でも受験可能!
試験は多言語に対応しており、もちろん日本語でも受けられます。さすが移民の国アメリカですね。
また、1回の申請でチャンスは3回。3回落ちても再申請すれば、受験出来ますので、焦らず落ち着いて筆記試験に臨んで下さいね。
ちなみに、筆者は1回目不合格となり、焦ってDMV内の待合室で30分ほどハンドブックを読み返した後に再受験しました。そして2回目で無事合格!
不合格になったとしても、30分〜1時間くらいなら間が空いても問題なく受験出来ますので、気持ちを切り替えて再チャレンジしてみて下さい。
運転の練習について
筆記試験に合格したら、未経験者には一番の山場の運転練習。運転の練習方法は大きく分けて2つあります。
ドライビングスクール
日本のような教習所はありませんが、回数・時間単位で運転を教えてくれるドライビングスクールというものがあります。
筆者も4回ほどレッスンを受けました。運転席でハンドルを握ったことすらない状態だったので、まずは車のエンジンを掛けることすら怖かったのを覚えています。そういう状態の方には、初めはドライビングスクールでプロのインストラクターに正しい知識を教わることをおすすめします。
ドライビングスクールのメリット
スクールの車にはいざという時のブレーキが助手席側にもついているし、何よりアメリカの交通事情をよく知るインストラクターが隣に座ってくれているのは心強いです。運転の練習はもちろんですが、免許を取ることが最終ゴールなので、実技試験の際の注意事項や、試験官がどういう点に着目するのかなどにも詳しいインストラクターが多いように思います。
ちなみにですが、筆者は1回目のレッスンで車の操作の仕方を一通り説明された後、すぐに公道での練習になりました。不安はありましたが、やはり実践練習あるのみですね・・・
ドライビングスクールのデメリット
デメリットとしては、レッスン料が高いことです。筆者が通っていたスクールは1回2時間で150ドルでした。日本の教習所と比べると安いですけどね・・・
でもやはり現地のプロに教わると、自信も付きますし、合格の秘訣なども教えてくれることがあるので、運転未経験者の筆者的にはドライビングスクールから始めて正解でした。
個人業者のようなスクールも多いので、ホームページやGoogle Mapでの口コミをよく確認して、信頼出来るスクールを見つけましょう。
家族や友人に頼む
カリフォルニアでは、仮免許取得後は、18歳以上で免許を持っている人が助手席に乗っていれば、公道を走れます。
なので、家族や友人に運転を教えてもらうという方も多いです。
筆者の場合はドライビングスクールである程度の基礎が固まった後、
友人に頼んで練習をしました!
実技試験は車を自分で用意しなければならないので、試験で使う車で練習出来るのが一番です。地域によって交通量や道路の形状(坂や狭さ)が全く違うので、実技試験を受ける予定のDMVの周辺で練習出来たらさらに安心です。
筆者のケース
筆者の場合は仮免許を取得した直後にドライバースクールに問い合わせ、週に1-2回のペースで4回レッスンを受け、その後は週に2-3回ほど友人に運転の練習に付き合ってもらいました。途中でコロナウイルスに感染してしまい、練習も中断、試験も延期になってしましましたが、その期間を除くと約3ヶ月ほどで免許の取得が出来ました!実技試験は減点方式での採点ですが、なんと満点合格!実技試験の詳細は、別記事にて書きましたので、そちらも読んでみて下さい。
まとめ
今回は運転未経験でもアメリカで免許を取る方法について、まとめてみました。
やはりアメリカは車社会で、どこに行くにも車移動です。
渡米前は、本当に車に乗れるのだろうかと、とても心配していましたが、今では毎日高速道路を運転して通勤しています。以前は自転車を乗り回していた筆者ですが、今では車無しの生活は考えられなくなりました。
日本で運転経験がある方はもちろん、未経験の方でもアメリカでの免許取得は可能です!
この記事が、これから免許取得を考えてる方のお役に少しでも立てれば嬉しいです。
質問やコメント、リクエスト等ございました、コメント欄にお願いします! それでは、See you soon!
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