こんにちは、Chiposaです!日本ではあまり考えられませんが、アメリカでは車も個人売買が盛んです。
今回は「無事に個人売買が成立した!」という方に向けて、それぞれ売り手側・買い手側の手続きの手順についてご紹介します。
個人売買成立後の手順
ディーラーで車を購入すると、手続きのお手伝いや説明をしてもらえますが、個人売買に関しては、全て自分でやらなければいけません。DMVやAAAでの手続きが完了して、初めて正式に車の所有権が変更されますので、交渉が成立したらすぐに準備をしましょう。
名義変更に必要なものをそろえる(売り手側)
- STEP1ピンクスリップの用意
- STEP2スモッグチェックに行く
ピンクスリップの用意
ピンクスリップとは、Certification of Titleの通称で、車の所有権の証明をする書類のことです。
薄いピンク色をしていることから、「ピンクスリップ」という通称が付いたそうです。
ピンクスリップは名義変更をした際に、DMVより郵送されます。
もし無くしてしまったという方は、再発行が可能なので、DMVに問い合わせましょう。通常2〜3週間ほどで郵送されます。
スモッグチェックに行く
カリフォルニア州では、製造から5年以上経った車は2年に一度、排気ガスが基準値以上の有害物質を含んでいないかをチェックする「スモッグチェック」が義務化されています。車の登録(レジストレーション)や、更新の際にもスモッグチェックが必要になり、通常は売り手側で済ませた状態で売却をします。
スモッグチェックにパスすると、結果は自動的にDMVに送信されるようですが、買い手にコピーを渡せるように控えをもらうことをおすすめします。車の整備場や車用品店などでも受けることができ、費用は30ドル〜60ドルが相場。
パスしてから90日間は有効なので、交渉成立する前でもスモッグチェックを先に済ませておくことも可能です。
ピンクスリップを記入する(売り手側・買い手側)
ピンクスリップには、それぞれ売り手・買い手が記入する項目があり、双方からの届出が必要になります。点線で切り離しが出来るようになっており、上側は売り手が保管し、下側は買い手に渡します。
上側
売り手側(F以降を記入)
F:苗字、名前を記入
G:売却価格(ドル)
H:住所(市町村以前)
I:サイン
J:住所(市町村, 州 郵便番号)
買い手側(A〜Eを記入)
A:苗字、名前
B:住所(市町村以前)
C:走行距離(マイル)
D:住所(市町村、州、郵便番号)
E:買取日(月/日/年)
下側
売り手側
1a:サイン
真ん中:The odometer now reads の後に、メーターに表示されている走行距離(マイル)を記入
Transferor/SellerSignature:サイン、右側に日付
Printed Name of Seller:アルファベットにて氏名を記入
右下の2.:サイン、日付
買い手側
Transferee/Buyer Signature:サイン、右側に日付3a:苗字、名前
裏側の全てを記入
4:住所(市町村以前)
5:市町村、州、郵便番号
6:郡
郵送先住所が居住住所と異なる場合は、7,8に記入
9a:サイン、免許証番号、購入日、購入価格
(11以下はリースの場合や、ディーラーの記入箇所)
車の名義変更の申請方法
売り手は売却から5日以内、買い手は購入から10日以内にDMVへの届け出が必要です。
売り手が記入済みのピンクスリップと必要書類さえ揃っていれば、売り手は同行する必要はありませんが、書類不備の心配がある場合は、そもそも試乗の待ち合わせをDMVやAAA付近にして、交渉成立次第、一緒に手続きをするという方も多いようです。
売り手側・買い手側共に記入しなければならない箇所があるので、その方が安心ですね。
買い手側はDMVにて所有者変更の手続きと、税金等の支払いをしなければいけませんが、売り手は現在はオンラインで手続きが完結出来るようです。
申請後、2週間ほどで買い手の情報が記載されたピンクスリップ(タイトル)が記載した住所宛に郵送されます。届いたら、大切に保管しましょう。
必要書類の提出と支払い(買い手側)
必要なもの
- 記入済みのピンクスリップ
- スモッグチェック証明書
- 支払い
登録費用については、車種などにより異なるようです。また、以前の所有者の違反切符や車両登録の更新費の未払いがあった場合は、そちらも併せて請求されることになりますので、気をつけましょう。
ナンバープレート申請
ナンバープレート(ライセンスプレート)は基本的には、そのまま以前の所有者から引き継げます。
ちなみに、後方のナンバープレートに、車両登録の有効期限が記載されたシールが貼ってありますので、以前いつ車両登録料支払いをしたのかを確認出来ます。
もし、有効期限が近いようでしたら、更新費用も支払わなければならなくなるため、申請費用が高くなります。
まとめ
今回は個人売買後の、車両登録手続きの手順について、まとめました。
ディーラーでの手続きとは異なり、全て自分でしなければならないという点が厄介な個人売買ですが、順を追って一つずつクリアしていけば問題なく進められます。売り手・買い手ともに費用面でのメリットが大きいので、ぜひこの記事を読んで挑戦してみて下さい。
質問やコメント、リクエスト等ございました、コメント欄にお願いします! それでは、See you soon!
コメント