こんにちは、Chiposaです!
「もうすぐ海外生活が始まるけれど、なんだかやり残したことがある気がする・・・」
出国前には誰もが不安になることかと思います。今回は筆者の経験を元に、出国前のやることリストを作ってみました。これから準備をする方も、準備中の方も、もう準備万端の方も、ぜひ一度目を通して見てください。
出国前にやるべき10個のこと
- パスポート・ビザの準備
- 住民票の手続き
- 国民年金の支払い
- 住民税の支払い
- 携帯電話の解約
- 各種郵便物の郵送先住所の確認
- 各種登録情報の確認
- 荷造り
- 健康診断・歯科検診
- 予防接種
それでは一つずつ見ていきましょう!
1. パスポート・ビザの準備
まずこの2つが揃っていないと、入国が出来ませんね。
こちらはみなさましっかり取得済みという前提で割愛します!
パスポートの期限も、渡航先によって規定は異なりますが、滞在予定分+6ヶ月分ほどあることを確認して下さい。
出国日までに必ず手元にあるように、余裕を持って申請を。
2. 住民票の手続き
1年以上日本を離れる予定の方は、地方自治体に転出届を出すことが原則となっています。
これが、いわゆる「住民票を抜く」ということになります。基本的には出国の14日前から手続きが出来るようになります。手続きの際はパスポートや運転免許証など、本人確認書類が必要となります。
また、マイナンバーカードやマイナンバー通知カードも返却します。
自治体によって若干異なるかとは思いますが、筆者の場合は、市役所へ行き、渡された規定の用紙に必要事項(渡航先や渡航予定期間)を記入し、マイナンバー通知カードを返却して、合計10分くらいでスムーズに手続きが出来ました。
こんな簡単な手続きで、生まれ育った地元の住民ではなくなってしまうのか、と思うと少し寂しかったほどです・・・
また、証券口座を持っている方は、マイナンバーとの紐づけが義務となりましたので、こっそり口座を持ったまま移住が出来なくなってしまいました。持っている商品の種類や渡航先によっても異なるようですが、アメリカ渡航の場合は全て売却しなければならないとのことで、筆者も大事に育てていた投資信託を全て売却することになりました。
ちなみに口座は楽天証券で持っており、カスタマーセンターに何度も電話で確認をしましたが、出国の旨を伝えた直後に追加投資が出来ない設定になってしまいました。
詳細については、証券会社にお問い合わせしてみるのが確実かと思います。
3. 国民年金の手続き
日本在住の間は強制加入の国民年金ですが、海外転出届を出して出国をした場合、日本国内に住所がなくなりますので、任意加入となります。
帰国をして、転入手続きをするまでは、「カラ期間」として、受給資格期間としてカウントはされますが、年金の納付をしていないため、受給額はその分減ってしまいます。
任意加入をすると、将来の受給金額が増えるほか、海外在住期間のケガや病気による障害年金にも備えることが出来ます。
お住まいの自治体によって、少し手続きに違いがあるかとは思いますが、あらかじめ出国前に委任状を提出することによって、本人が海外にいる場合でも、日本にいる親族に代理納付をしてもらうことが可能です。
筆者も実際にこの方法で、アメリカ移住後も年金の納付をしております!
基本的には、現住所がある地方自治体の役所の年金課での手続きになるかと思いますので、転出届と同じタイミングで手続きをすれば、手間も省けます。
4.住民税の支払い
住民税の支払いは毎年1月1日時点で住民票がある地方自治体に納めることになっています。
なので、年の途中で出国したとしても、その年分の納税義務は発生します。
つまり、極端な話、1月2日に出国したとしても、その年分の住民税は払わなくてはいけません。
残額分の納付方法は、駐在員として渡航する場合で、出国後も給与から住民税が天引きされる場合は、特に本人がしなければいけない手続きはないようです。
しかし、退職をして渡航する場合は、ご自身で納付をしなければならなくなります。
納付方法は下記の3通り。
a. 納税代理人を通して納付
本人が日本国内に不在の間、代わりに納税をする方を指定する方法です。
地方自治体の役所で手続きが出来ることが多いです。
本人確認書類の他、委任状などの指定の用紙の記入が必要となりますので、お住まいの地方自治体のホームページなどでご確認下さい。
b. 口座振替
口座振替依頼書を金融機関に提出し、口座から自動引き落としにする方法です。
引き落としが設定されるまでに、数ヶ月かかる場合もあるようです。
c. 納付書にて納付
地方自治体より納付書を発行してもらい、納付する方法です。
いずれの場合も手続きが必要となりますので、上記2.3と一緒に準備を進めることをおすすめします。
5.携帯電話の解約
日本を離れる期間にもよりますが、携帯電話の解約もお忘れなく。
多くのキャリアでは、電話番号お預かりシステムを導入しているので、帰国時期が明確に決まっていて、今までの電話番号をキープしたい方は、解約しないまま出国する方がおすすめ。
また、【楽天モバイル】 をはじめ、いくつかのキャリアでは、海外でも使えるプランを取り扱っていますので、移住先現地の電話番号を取得するまでの繋ぎや、サブ番号用に、解約せずにそのまま使い続けることも出来ます。
ちなみに筆者の出国当時は、楽天モバイルの0円プランがありましたので、ワイモバイルからわざわざ乗り換えて、出国をしました!
まさかの途中で0円プランの廃止が発表されてしまいましたが、月々の請求が1000円ちょっとで、日本の電話番号をキープ出来ています。ごくたまに、日本の電話番号が必要になることがありましたので、(このブログを開設する時の電話番号認証など)結果的に、解約せずに出国して良かったなと思っています。
6. 各種郵便物の郵送先住所の確認
こちらは一人暮らしをしている方は特に忘れないようにお気をつけください。
行政機関やクレジットカード会社、銀行等から、不在中に大切なお知らせが届く可能性があります。
出国前に、ご実家や親族の家に郵便物が届くように、あらかじめ変更手続きをしていると、出国後も安心です。
7. 各種登録情報の確認
上記と少し被りますが、住所以外の連絡先の変更も見落とさないようにお気を付け下さい。
特にクレジットカードや電子マネーのログイン情報が、電話番号認証になっている方は、メールアドレスでログイン出来るように変更した方が無難です。
しばらく帰国予定のない方は、あまり使わないサービスのアカウントは、この際解約するいい機会かもしれませんね。
8. 荷造り
計画的に、お忘れ物がないように、しっかり準備が必要ですね。
また、アメリカ渡航予定の方はTSA認定の鍵付きのスーツケース以外は、鍵を掛けないように注意して下さい。
入国の際に抜き打ちで荷物検査があり、TSAロック以外の鍵を掛けていた場合は、鍵を壊して中身をチェックされます。そして、その場合でも破損の補償は一切ありません。
ちなみに、アメリカは持ち込みの規定が厳しく、肉類(肉エキス含む)は一切禁止とされています。
全てがチェックされるわけではありませんが、リスクを取らないに越したことはないでしょう。
9. 健康診断・歯科検診
国によって医療費は大きく分かれる点かと思いますが、少なくともアメリカは日本に比べ、保険を適用したとしても、比べものにならないくらいに医療費が高いです。
「風邪を引いたからちょっと病院へ」と気軽な気持ちで行くと、数百ドルかかります。
歯科や眼科も同じで、一回の診療で数百ドルという話は珍しくありません。
アメリカ在住の方々は、皆さん口を揃えて、病院はお金持ちが行くところと言っていました。
ちなみに、救急車も有料で、入っている保険にもよるようですが、4000ドルほどかかるそうです。アメリカ人の友人のおばあちゃんが、以前道で転んでしまった際に、周りの人が駆けつけて来てくれたそうですが、絶対に救急車は呼ばないでくれと、まずはお願いしたというエピソードを聞いたことがあります。
このように医療費がとても高いアメリカでは、できる限り病院のお世話にならなくて済むように、
渡航前にはしっかり健康診断や歯科検診、眼科健診を済ませておくことをおすすめします。
10. 予防接種
渡航先にもよりますが、入国の際に規定の予防接種が必要な国もあります。
また、近年は新型コロナウイルスのワクチン接種に関しても、各国様々な入国規定を設けていますので、こちらも併せて、出国前に全て済ませられるよう、余裕を持ってスケジュールを立てましょう。
まとめ
今回は海外移住前にやっておくべき10個のことについて、まとめてみました。
この他にも、住む予定の地域の気候・治安の確認や、お子様がいらっしゃる方は学校関連の手続きなど、やることが山ほどあり、考えるだけでも途方に暮れてしまうかと思います。
一度自分用のリストを書き出してみると、少し頭がスッキリと整理されるかもしれません。
筆者の場合は、ビザ発給されてから出国まで1ヶ月ありましたが、やはり出国前日までバタバタと準備に追われていました。
出来ることから少しずつ始め、余裕を持ったスケジュールを立てるのに、今回の記事がお役に立てれば嬉しいです。
質問やコメント、リクエスト等ございました、コメント欄もしくはお問い合せフォームにお願いします! それでは、See you soon!
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