こんにちは、Chiposaです!
旅行や出張、留学、就職など、どのような場合でもアメリカに行くのであれば絶対に避けては通れないのが入国審査。
英語が流暢に話せる人でも、あの独特な緊張感のある雰囲気は苦手という方が多いのではないでしょうか。そして英語が苦手という方にとっては、渡航前から緊張ということもあるかと思います。
今回は筆者や筆者の家族の渡航経験をもとに、アメリカ入国審査の概要とよく聞かれる質問の回答例をまとめてみました。これからアメリカへの渡航予定がある方は、ぜひ目を通してみて下さい。
英語が話せなくてもアメリカの入国審査は大丈夫
入国審査が厳しいことで知られるアメリカ。たまに別室送りになったという話を聞くので不安な方も多いかと思いますが、英語が話せなくても正直に誠実に受け答えすれば、問題ありません。
入国審査の目的
入国審査は、主に不法滞在や犯罪に繋がらないかなどを確認するために行われます。
そのため、英語がわからないという理由だけで、入国拒否になったり、別室送りになったりすることはないので安心して下さい。
入国審査で日本語は通じる?
多言語・多文化国家のアメリカですが、残念ながら日本語が堪能に話せる入国審査官は多くはいません。ハワイでは日系人が多いこともあり、まれに日本が通じる場合がありますが、基本的には入国審査は英語で行われるという認識でいましょう。
たまにフレンドリーな審査官が「コンニチハ」や「アリガト」と日本語で話し掛けてくれてほっこりすることがあります。
英語が話せない場合はどうする?
日本語が通じる場合は少ないですが、アメリカは多言語・多文化国家のため、街中でも英語が通じない人はたくさんいます。特にカリフォルニア州やニューヨークは、さまざまなバックグラウンドの人々が住んでいるので、入国審査官も他の国に比べると英語が話せないことに対して寛容な印象です。
現在はスマートフォンなどの翻訳機能を使う方も増えているだとか。
本記事でも紹介しますが、入国審査で聞かれる質問はある程度決まっているので、あらかじめ準備をしておけば心配する必要はありません。
また、多くの場合は、ジェスチャーも使って伝えてくれるので、英語がわからなくてもなんとか入国手続きが出来たという場合が多いです。
ちなみに、筆者の両親は英語が話せませんが、二人とも無事に入国出来ました!
母に関しては、英語がわからず首を傾げていたら、特に何も質問されずにパスポートの提示と指紋採取、写真撮影だけで終了したようです。
日本のパスポートは、世界の中でもトップランクに信頼のある強力なパスポートという話は有名ですが、入国審査を受けるとそれを実感します。筆者も何度も入国審査を受けていますが、旅行での滞在の場合は、帰国便のチケットさえあればパスということもあります。
アメリカに入国するにあたり事前に準備が必要なもの
入国72時間前までにESTAの申請が必要
日本のパスポート保持者で、短期商用もしくは観光が目的の90日以内の滞在の場合、観光ビザの取得をせずに入国が可能です。
しかし、入国前にESTA(Electronic System for Travel Authorization)という電子渡航認証システムの申請が、2009年1月12日以降、米国国土安全保障省により義務化されています。
詳細や最新の情報に関しては、ESTA申請公式サイトや、アメリカ大使館のホームページをご確認ください。
滞在先の住所を控えておく
次の項目でも触れますが、入国審査時に滞在先を聞かれることが多いです。
滞在先がホテルである場合はホテル名と住所、ホテル以外(友人宅など)の場合は事前に住所を控えておくことをおすすめします。
また、短期商用目的での渡米の場合は、ビジネスに関する詳細を聞かれる可能性がありますので、関連書類などを手荷物に入れて取り出せるように準備しておくと安心です。
帰国便の手配をしておく
毎回確認されるわけではありませんが、帰国便のチケットを手配していると、万が一入国審査で何か引っかかった時でもスムーズに手続きが進む可能性が高まります。
入国審査の一つの大きな目的は、不法入国や不法滞在を防ぐことにあります。
そのため、帰国便のチケットを持っていると、帰国日がはっきりとしている証明になります。
筆者が大好きなKevin’s English Roomさんでもアメリカ入国について取り上げられていたので、参考にしてみてください!
アメリカの入国審査の流れと質問例
事前に準備するべきものをご紹介しましたが、よく聞かれる質問についても事前準備が出来れば安心ですよね。もちろん審査官や状況によっても聞かれる質問は変わりますが、ここではよく聞かれる質問と回答例をご紹介します。
質問の内容としては主に滞在目的、滞在期間、経済状況があげられます。
- STEP 1パスポートを渡す
「NEXT!」と呼ばれたらブースへ行き、パスポートを渡します。
- STEP 2写真撮影
カメラを見るように言われます。
- STEP 3指紋採取
親指(thumb-サム)とその他4本の指(the rest/other four)の指紋を取ります。
- STEP 4口頭での質問
入国に必要な質問をいくつかされます。
- STEP 5パスポートを受け取り入国!
無事に審査を通るとパスポートが返却されついに入国!
※STEP 2-4は審査官によって順不同、作業をしながら質問される場合もあります
滞在目的について
まず必ずと言っていいほど聞かれるのが、滞在の目的です。
ESTAでの入国の場合、観光目的での入国の方がほとんどかと思われますので、あまり深掘りされることはありません。商用目的の場合は、詳細を聞かれる可能性があるので、簡潔に説明が出来るようにしておくと安心です。
滞在期間について
1ヶ月以内程度の滞在であれば、こちらも特に深掘りされる可能性は低いかと思われます。
ESTAでは最長90日間までの滞在が可能ですが、期間ギリギリまでの滞在の場合は、質問事項が増える可能性が高いようです。
帰国便のチケットがあれば、帰国予定日の証明になりますので、特に滞在日数が長めの方は手元にチケット情報を用意しておくと安心です。
また、併せて滞在先も聞かれることがありますので、ホテル名や住所も答えられるように準備しておきましょう。
ちなみに、筆者の父親は5週間ほどの滞在予定でしたが、特に追加質問はされなかったようです。
経済状況について
アメリカで滞在するために十分な経済力があるかどうかの確認をされる場合があります。
アメリカはカード社会のため、基本的には多くの現金を持って行く必要はありませんので、アメリカで利用出来るクレジットカードを持っているという旨が伝われば問題ありません。
パスポートはカバーから外して渡すようにしましょう。
入国の際には、写真撮影および指紋採取も行います。
帽子や眼鏡、マスクは外すように指示があるので、あらかじめ用意しておくとスムーズです。
指紋に関しては、親指(Thumb)とその他4本の指(the other four fingers)を分けて登録をします。
アメリカ入国審査での注意点
虚偽申請をしない
絶対にしてはいけないのが、当たり前ですが、嘘をつくことです。
繰り返しになりますが、入国審査では犯罪はもちろん、不法入国や不法滞在をしないかどうかを見極めています。
虚偽申請をして、少しでも矛盾があると、追加の質問をしたり、場合によっては別室送りとなってしまいます。別室送りになると、アメリカでの滞在先や知り合いに、身元確認の連絡が入るなど、かなり面倒臭いことになる場合が多いです。
曖昧な回答をしない
曖昧な回答も誤解を招く原因となってしまいます。
特に英語が苦手な方は、質問の意味がわからないままなんとなく答えるのではなく、わからないという旨をはっきりと伝えましょう。
事前準備をしておく
ホテル情報や帰国便のチケットなど、必要になり得る情報や書類はあらかじめ準備をしておくと安心です。完璧に英語を話せる必要はありませんが、入国審査で使われる英語フレーズにも目を通しておけば、落ち着いて入国審査を受けることが出来るかと思います。
渡航前の英会話の練習をしたい方はオンライン英会話の無料体験などを活用することをおすすめします。特にネイティブキャンプ は無料体験期間が7日間と長く、レッスン回数無制限で月額6480円からと破格。講師陣もネイティブスピーカーだけではなく、世界中の英語話者を採用しているため、24時間いつでもどこでも受講が可能です。レッスンも自分でカスタマイズ出来るので、入国審査の練習も可能です。
まとめ – 英語が話せなくてもアメリカ入国は可能!
今回は、アメリカの入国審査についてまとめてみました。アメリカに渡航予定がある方の、参考になれば嬉しいです。
質問やコメント、リクエスト等ございましたら、お問い合わせフォームもしくはコメント欄にお願いします! それでは、See you soon!
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